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■ 2007/7/12発行 第52号
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■第52回 あなたの隣の予言者
のっけから怪しいタイトルですが、オカルトめいた話をするわけではありません。
あなたの会社には、
「俺が見込んだ社員は出世する。ダメだと思った社員は、やっぱり失敗する」
とか言っている上司はいないでしょうか?
そういう上司の方は、自分は人を見る目があると思っていたりします。
確かに自分が見込んだ社員は出世し、ダメだと思った社員は脱落していくからです。
ここだけ見ると、予想通りになっているのだからやはり人を見る目がありそうです。
ですが、ちょっと考えてみてください。
出世する社員というのは、当然上司が決めます。
冷遇する社員も、当然上司が決めます。
これは、先を読んでいるとは言いません。
自分の予想通りに現実を作っているだけです。
しかし、なぜか上司本人は「自分は先を読める」ととんでもない自信にあふれています。
さて、こういった方に嫌われると当然悲惨なことになります。
どれだけあなたが仕事ができ、さらに上司以外に好かれていても、
「あいつは俺が認めていない。だから出世できる器ではない」
という決め付けで冷遇されることはザラにあるからです。
(理由と結論が逆になっているのはお分かりですよね)
私も、こういった上司に潰されていった人を何人も見てきました。
ただ面白いのは、そうした人の中でも、
他の会社に転職してあっという間に出世した人が結構な割合でいたことです。
本当に上司の「予言」が正しければ、その人たちはどこの会社でもダメ人間のはずです。
あなたが、もし今の会社で冷遇されているとしても、
他の会社でも同じように低評価とは限りません。
自称「自分は人を見る目がある」上司に人生を狂わされないようにしてください。
その人は、必ずしも先を読む力があるわけではありません。
単に部下を評価する権限を持っているだけです。
■ 編集後記
今回紹介した、自称「人を見る目がある」上司には面白い共通点があります。
「会社を辞めて、さらに悲惨な職場に行った」
元社員のことは好んで語りますが、
「他の会社に転職して、出世した」
元社員のことには一切触れようとしないのです。
こういう態度を見ていると、本当は自分に人を見る目なんかない・・・
ということに気付いているような気もしますが、
不思議と態度を改めることはありません。
「人間は見たいものしか見ない。見たくないものを全部見ると気が狂うからだ」
といった人がいますが、まったく同意です。
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