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 ■ 2007/7/29発行 第54号
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■第54回 ヘッドハンティングの落とし穴

ヘッドハンティングを受けて新しい会社に移る。
サラリーマンなら、結構あこがれるシチュエーションかも知れません。

しかし、いい話ばかりではありません。
今日は、ヘッドハンティングの現実を少しだけご紹介します。

サラリーマン時代、私は転職を2回していますが、
自慢じゃないですがいずれもヘッドハンティングです。

普通、「自慢じゃない」というのは自慢するときに言う言葉ですが、
私の場合は本当に自慢になりません。
むしろ消し去りたい過去になっています(笑)。

というのは、ヘッドハンティングにもいい・悪いの別があって、
私はいずれも悪いヘッドハンティングに引っかかってしまったからです。

悪いヘッドハンティングというのは私が勝手に言っている言葉ですが、
「よく言うことを聞く子飼いの兵隊が欲しい」
という程度の動機で声をかけられることです。

ですので、自分に声をかけてきた人間との人間関係をよく保つことが何よりも重要です。
「自分の能力が認められた」
と思って有頂天になって入社すると、
後から恐ろしい現実を突きつけられることになります(←私)。

なんせ、兵隊なので大した待遇ではありません。
上からは、「特別扱いはできない」と言われます。

そして、周りから要求される仕事のハードルは高くされます。
私は、「○○部長がじきじきにスカウトしてきたんだからこの程度できるでしょう」
という言葉を何回も言われました。

これでは、普通に入社して期待値を下げておいたほうがマシというものです。

もしもあなたにヘッドハンティングの話が来たら、まずこう考えてください。
「自分は、この人の手足となって働くことだけを期待されていないだろうか?」
と。

■ 編集後記

今回お話したヘッドハンティングは、企業の人間が直接スカウトするケースです。
専門のヘッドハンターを通す場合はまったく様相が変わってきます。

ヘッドハンター経由で入社してきた社員には既存社員との結びつきがなく、
周りから先入観を持って見られることも少ないようです。

その代わり、企業はヘッドハンターに年収の30%といった報酬を支払いますから、
スキルそのものに対する要求はきつくなる傾向が強いようです。

それでもヘッドハンティングで転職を狙うなら、
こっちのほうが後々面倒ごとがなくていいでしょう。

私のように「兵隊募集」の人買いに買われてしまわないように注意してください。

私をスカウトした人は、ほどなく部下に逃げられるのが年中行事みたいになっていて、
いまだに人買いを続けているようですが・・・

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