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■ 2007/8/20発行 第57号
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■第57回 日雇い労働=保険なし・・・??
まず質問です。
「日雇い」で働いている場合、年金や健康保険には、
自分で加入しなくてはならないのでしょうか?
基本的にはそうなのですが、これには例外があります。
例え日雇いであっても、
「1ヶ月単位で見て」
「正社員の75%以上の時間働いていたら」
会社はその労働者を社会保険に加入させる義務があります。
先日、某ホテルがこの件に関して指導を受けました。
このホテルでは、
日雇い労働者140人中、50人が正社員と同等の勤務時間で労働していました。
しかし、ホテル側はこの50人を社会保険に加入させていませんでした。
勤務状況を把握していなかったのが原因のようです。
勤務状況をホテル側が把握していた14人は、社会保険に加入していました。
これを見る限り、搾取してやろう・・・という悪意はなかったようですが、
気づかなければ労働者が不利な状況のままだったことには変わりありません。
このように、例え日雇い労働という契約であっても、
常勤しているも同然の場合は各種保険に加入することができます。
今回のホテルの件は人事管理上のミスだと思いますが、
中には社員の保険料を払うのが惜しいがためにこのような真似をする経営者もいます。
契約形態だけをいじって、会社が保険料を負担しないようにするのです。
「君は日雇いだから、保険とかは自分で加入して!」というわけです。
ですが、そのようなことは一歩会社の外に出ると通らない理屈なのです。
読者の方で「日雇いの契約だが、正社員と同じように働いている」
という方がいらっしゃいましたら、
保険に加入しているかどうか確認してみることをお勧めいたします。
■編集後記
今回の件に似たケースで、
「請負契約」
にしてしまうパターンがあります。
「請負契約」と「雇用契約」は違いますから、
労働者を保険に加入させる必要はありません。
ですが、「請負契約」なら、仕事の結果以外には何の指図も受けることはありません。
いつ仕事をしようが、納期までに依頼された仕事を完了すればいいのです。
ところが、実際にはそうなっていない「請負契約」が世の中には溢れています。
これは請負契約のほうが、企業側の責任がずっと軽くなるからです。
そこに目をつけた企業が、せっせと「偽装請負」を始めたわけです。
モラルの低い企業は、このように何か有利な契約形態があると、
その「おいしいところだけ」
を吸おうとしてきます。
まったくもって、油断できない世の中になってしまいました。
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