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 ■ 2008/1/28発行 第77号
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第78回 退職は撤回できるのか?

いったん、会社に「辞めます」と伝えた後、やっぱりもう少し続けよう・・・
という気持ちになる人がいます。

転職活動をしてみたら想像以上に提示される条件が悪かった、
辞めたい原因だった嫌いな人が、転勤で目の前からいなくなることに決まった
など、事情はそれぞれです。

そういった場合、
いったん出した「退職届(願)」を撤回することはできるのでしょうか?

場合分けして考えてみましょう。

1.退職の意思を伝えただけの場合
これは、撤回できます。会社から承諾の返事が来ていないので、
退職そのものが確定していないからです。

2.退職の意思を伝え、会社が承諾した場合
この場合、会社は退職の撤回を拒否できます。
すでに退職は確定事項になっているので、それをあえて取り消すかどうか・・・
は会社の胸先三寸になってしまいます。

早い話が、「いや、辞めてよ」と会社に言われたら辞めるしかありません。

退職の撤回を会社が認めるなら、その人はまだまだ必要は人材だと推測できます。
一方、1.の場合でも何とかして会社を去らせようとするなら、
そのまま勤務し続けても未来はありません。

法律的には1.の場合は「撤回しろ!」と要求することができます。
ですが、残ったところで劣悪な待遇に甘んじるハメになるのは間違いありません。

そう考えると、退職の撤回は、「会社の自分への評価」がストレートに出てきます。
なかなか怖いですね。

■ 編集後記

私も人の出入りが激しい会社に勤務していましたが、
いったん「辞める」と言い出した社員は、結局辞めます。

そのときは続けるという結論になっても、
何か不満を感じる度に「辞める」ことが真っ先に頭に浮かぶようになるようです。

こうなると、どの道長くありません。
また、人の出入りが激しい会社の偉い人はそういうこともよく分かっています。

いったん「辞める」と言った社員は、「いずれこいつは辞める」というレッテルを貼られてしまうことが少なくありません。

ですので、私達労働者としては、
「辞める」というカードはギリギリまで残しておくほうが利口です。

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