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 ■ 2006/12/20発行 第13号
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■ 第13回 労働基準監督署へ駆け込むときに用意しておくもの

前回まで、会社は辞める人間には有給を取ってもらいたくない、という話をしました。

こういう場合は、労働基準監督署へ駆け込むのが一番です。
しかし、頭に血が上った状態で駆け込んでも相手にされません。

労働基準監督署を動かすには、職員を納得させるだけの証拠が要ります。

具体的には、給与明細です。
給与明細には、有給の残日数が書かれています。
さらに、タイムカードのコピーと辞表のコピーを持っていく。

全部照らし合わせると何が分かるでしょうか?

●給与明細で、有給の残日数が分かります。
●タイムカードのコピーで、出勤の事実が分かります。
●辞表のコピーで、退職日が分かります。

つまり、退職前に有給を消化できず、出勤しているという証明ができます。

前回も書きましたが、労働基準監督署の職員は具体的な証拠を提示しないと動いてくれま
せん。

上の証拠は一例です。
これを用意しなければならない、なんて決まりはありません。
要は、相手を納得させられるかどうかだけが重要になります。

私が以前に勤務していた会社も、退職者がよく労働基準監督署に駆け込んでいました。
しかし、たいていの場合は相手にもされていませんでした。
感情的になってどなり込んでも、労働基準監督署は絶対に動きません。

行政を動かすには、「言ったもん勝ち」の発想は致命傷になります。
自分の主張を裏付ける客観的な資料を用意してから仕掛けるべきです。

ところで、こんな方もいらっしゃるかも知れません。
「でも、有給を取っていたら引き継ぎが間に合わない・・・」

次回は、そういった場合でも有給を放り出さずにすむ交渉術を紹介していきます。

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