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■ 2007/5/24発行 第44号
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■第44回 「辞めろ」と言わなければ責任逃れは可能か?■
ファミリーレストランで働く16歳の女性が、解雇を撤回させたニュースがありました。
この方は茶髪を「規則に反するから黒くしろ」と命じられ、拒否したところ
「それなら一緒に働けない」とそのレストランを辞めさせられました。
納得がいかなかった彼女は会社と戦い、最終的に解雇を撤回させています。
さて、会社側の言い分はこんな感じでした。
「解雇通告というのは誤解」「辞めろとは言ってない」
しかし、上司からの「それなら一緒に働けない」という言葉は、クビと同じです。
表現を変えているだけに過ぎません。
このように、クビという単語を避ければ責任を取らずにすむ・・・
と勘違いしている会社は世の中にいくらでもあります。
上司「お前は向いてないんじゃないか?」
社員「辞めろということですか?」
上司「それは君が決めることだ」
といった具合です。
実際には、普通の人がどう思うかが基準になります。
多くの人が「クビ宣告」と受け取るような言い方をしていたらそれは「クビ」です。
「クビ」という単語を避けてさえいれば責任逃れができるというのは大きな間違いです。
会話は文脈で意味が変わってくる、というのは当たり前のことです。
単語レベルで思考するなんて、小学生でもやりません。
あなたがこういう上司に「一緒に働けない」と言われたら・・・
遠慮なく「クビにされた」と主張しましょう。
■ 編集後記
私が以前勤めていた会社にも、似たような手口を使う偉い人がいました。
「お前は向いてないと思うけどな」
「次を考えたらどうだ」
「俺に最終人事権があるわけじゃないけどな」
こうやって追い詰めて、気に入らない社員を数十人単位で会社から追い出していました。
幸い、私はターゲットにならずに済みましたが、
「危ないことやってんなあ・・・」
と思いながら見ていました。
その方が今どうしているか?
会社から去ったようで、どうしているやら分かりません。
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