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■ 2007/8/5発行 第55号
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■第55回 うまい話には裏がある
会社を辞めようと思ったとき、
すぐに辞表をたたきつけてしまう人はめったにいません。
ほとんどの方は、事前に
「どこかいい転職先がないかな・・・」
と、求人広告をチェックしたり、求人サイトに登録したりといった準備を行います。
今日は、「条件がいいように見えて実は危険な求人」についてお話します。
求人広告を見ていくと、
「営業課マネージャー募集」
「総務部責任者募集」
といった、いかにもキャリア買いますといった募集を見かけることがあります。
特に、現在会社で部署をひとつ任されているような方は心惹かれるかも知れません。
ですが、ここで疑問に思っていただきたいのは、
「なぜ、部門責任者をわざわざ募集するのか?適任者が育っていないのか?」
「もともといた部門責任者はどこへ行ったのか?辞めたのか?」
ということです。
仮に部門責任者が辞めて、部署を切り盛りできる社員がいない・・・
という理由で責任者を募集している場合、
その会社はまともに人材育成ができない体質である可能性が非常に高いです。
また、部署の責任者といえばそれなりに苦労して手に入れたポジションのはずです。
前任者が、それをあっさり投げ出して会社を去るというのは、
何か強烈な問題点がある可能性が高いともいえます。
この部署が総務・人事や経理だったりするとなお強烈です。
一般的に、同じ会社の中では離職率が低い部署だからです。
こういったうまい話に飛びついて、
結局自分も短期間でその会社を離れるはめになった方を何人か知っています。
都合が悪いことを隠している会社も問題ですが、
「うまい話が不特定多数の人間に開示されている」という、
いわば不自然な状況に疑問を抱かない自分の責任でもあります。
うまい話など、そうそう転がっているはずはありません。
■ 編集後記
私の知人が嘆いていた言葉を紹介します。
「今の会社に転職したら、同じ部署で最下位の扱いにされている。屈辱だ」
いくらキャリアがあっても、
新入社員に大きな権限を与える会社のほうがまともではありません。
入ってしばらくは、
下の立場で「その会社での仕事の進め方」を覚えていくのは当たり前です。
自分のキャリアに自信があってプライドが高いと、
こうした「当たり前のこと」にイライラしてしまうようです。
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