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■ 2008/1/21発行 第76号
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■ 第76回 退職はいつまでに伝えればよいのか?
退職する場合、会社に「辞めます」と伝えるタイミングはいつが良いでしょうか。
「退職が決まってからはあまり会社に行きたくない」
「辞めるといった後、会社の人たちにいじめられないか心配」
私のところにもこういったご質問をいただくことがあり、
思いのほか悩まれる方が多いようです。
例えば、3月末で退職したい場合は、いつまでに退職希望を伝えるべきでしょうか。
就業規則を見ると、例えば「退職は、退職日の2ヶ月前に書面で申し出ること」
となっていた。
この場合、1月末までに退職願を出さないと3月末に間に合わない・・・
というと、別にそんなことはありません。
ギリギリのところ、2週間前で大丈夫です。
民法で2週間前と決まっているからです。
「いや、就業規則の2ヶ月はどうなるんですか?」
その場合でも、
どうしても辞めたければ退職を申し出てから2週間で辞めることができます。
「退職願を出してから2週間」ではありません。
「退職を申し出てから2週間」です。
つまり、退職願なり退職届なりの提出は後でも構いません。
裁判所も、就業規則より民法が優先されるとしています。
しかし、多くの会社では社員の無知につけこんできます。
就業規則通りに動かなかった社員に様々な罰則を科してくるのです。
「引継ぎの時間がとれず会社に迷惑をかけたので、退職金を減額する」
「補充人員が間に合わないので賠償金を払ってから辞めろ」
普段、就業規則など守っていない会社が、
なぜかこういった場合だけ就業規則をタテにしてくることが多くなります。
ただ、いずれも根拠がないものですから泣き寝入りは損です。
■ 編集後記
退職時期でいえば、私が以前勤めていた会社でも揉めたことがありました。
「すぐに辞めたい」という社員と、「今辞められたら困る」という会社の対立という、
一番よくあるパターンです。
お互いの言い分も、典型的なものでした。
社員「商法では2週間前に言えば辞められることになっているんですよ!」
会社「就業規則で1ヶ月前になってるから契約違反だ!」
・・・どちらも大間違いなんですが。
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