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■ 第34回 独立するため辞めました

会社の中でキャリアをつみ、

自信がついてくると独立を考える人がいます。

 

自分を雇っている社長が、

ボーッとしているようにしか見えないと、

独立したい気持ちが

ますます高まってきます。

 

「あんな社長でもやれるんだから、

俺ならもっとうまくできる!」

 

あなたの会社にも、

こんなことを(陰で)言う人が

一人や二人いると思います。

 

実際には、社長も独立した当初は

死ぬほど働いていたはずなのですが、

そういうことには考えが至りません。

(独立当初からボーっとしていたら、

とっくに会社は潰れているでしょう)

 

ボーッとしているのは、

自分があくせく頑張らなくても

社員が働くような会社が

できあがった後だからです。

独立してやる!
独立する!・・・のは勝手ですが、周りに迷惑をかけないで欲しいです。

それはともかく。

 

話がそれましたので、

今から独立する人の話に戻します。

 

多くの方は、

今までに経験のある業界に

独立・参入するようです。

 

いきなり経験もない業界に乗り込んでも

勝算が低いですから、これは当然です。

 

ところで、

 

「前勤務先と同じ業界で起業すると、

トラブルになりがちだ」

 

というのはご存知でしょうか?

 

多くの会社では、

就業規則で「退職後の競業」

を禁止しているからです。

 

簡単にいうと、

「同じ業界で独立しちゃダメですよ」

ということです。

 

これは転職の場合でも同じなのですが、

独立の場合はさらに深刻です。

こっそり引き抜き工作
こっそり引き抜き工作

部下を連れていってしまうなど、

会社に与えるダメージがより大きいからです。

 

また、部下を勧誘するために

「この会社は見込みがない。

俺についてきたほうが将来があるぞ」

と、根も葉もない(とも限りませんが)

不安をあおる人もいます。

 

会社がピリピリするのも無理はありません。

 

競業禁止規程に違反すると、

どのようなペナルティが待っているのでしょうか。

 

最悪、懲戒解雇扱いになって

退職金をカットされる可能性があります。

 

とはいえ、これでは

「キャリアを活かして独立する」

ことができなくなってしまいます。

 

また、

「職業選択は、個人の自由ではないのか?」

という疑問を持つ方もおられるでしょう。

 

しかし、「同じ業界で独立しやがった!」

という理由で訴えられた人は実際にいます。

 

さて、司法の判断はどうなったのでしょうか?

 

裁判所は、競業禁止規程が

正当に適用できる範囲を

かなり明確に示しています。

 

「あまりに度が過ぎる場合でなければ、

競業禁止規程には引っかからないよ」

と言っているのです。

気になるのは、

どのあたりで線引きされるかですよね。

 

次回は

「競業禁止にあたる範囲・あたらない範囲」

を見ていきたいと思います。


続きの記事:

起業したとたんに損害賠償?


 

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■ 編集後記
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私が昔勤めていた会社でも、

引き抜き騒ぎがありました。

絶大な権力を持っていた社員が

社長と衝突、独立したのです。

上層部の分裂
上層部の分裂。下っぱには迷惑でしかないですね。

このように、

・権力を持った社員が社長と衝突して辞める

・そのときに部下を引き抜こうとする

というパターンが多いですね。

 

「お前は俺の一派だと思われている」

「お前は俺がいなくなったら冷遇される」

とか言って社員を引き抜こうとします。

 

「それはあんたが社長とケンカしたからじゃないか?」

といいたくなるような理由ですね。

 

部下を引き抜こうと考えている方は、

悪い例として参考にしてみてください。


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