失業保険の説明会に出席しよう 失業保険をもらうまでのスケジュール16

1.失業保険の説明会に出席しよう

失業保険の受給手続きを終え、

1週間の待機期間を過ごしたら、

 

ハローワークで開催される

雇用保険(失業保険)受給説明会に出席します。

失業保険説明会
失業保険の説明会は、講義形式。

失業保険の受給説明会は、

多くの場合は求職者登録から1週間後ですが、

自治体によっては

10日後とか2週間後とかいうところもあるようです。

 

この説明会を欠席すると、

失業保険をもらえなくなりますので、

忘れないように出席しなくてはなりません。

 

出席しなくてもいい人は、

失業保険を受給できない人です。

 

具体的には、下記にあてはまる場合ですね。

・専業主婦になるなど、すぐに働く予定がない

・海外に長期滞在する

(数週間の旅行程度は、これに該当しません)

・独立して、今後は自営でやっていく


詳しい情報は、下記の記事をご覧ください。

自営と失業保険

失業保険がもらえない人たち1

失業保険がもらえない人たち2

失業保険がもらえない人たち3

失業保険がもらえない人たち4


 

海外と失業保険
海外渡航する人は、失業保険をもらえません

この中で、専業主婦になる人、

独立する予定ですでに営業活動を始めている人なども、

「正当に失業保険をもらう権利がある」

と勘違いしている方が多いのが現状です。

 

このため、失業保険の受給説明会で

「独立する人が失業保険をもらうと、

不正受給に当たります」

といったフレーズが飛び出すと

(必ずこの点は触れられます)、

急にそわそわし始める人がいたりします。

独立すると失業保険なし
独立すると失業保険なし・・・知らなかった・・・

「組織的に失業保険を詐取する」

ような真似をしなければ

さすがに逮捕される可能性は低いですが、

失業保険の不正受給には代わりありません。

 

その場合は辞退せざるを得ないでしょう。

 

失業保険の受給説明会では、

「何日に失業認定のため、

ハローワークに来ればいいのか」

「求職活動は、月に何回すればいいのか」

「求職活動として認められる範囲」

などについて詳しい説明があります。

 

この説明会で、雇用保険受給資格者証などの

「求職中であることを証明する書類」

一式が配布されます。

 

今後、再就職するまで必要になる書類ですから

無くしたり汚したりしないよう、

大切に保管しておきましょう。

 

2.Q&A

Q.失業保険の説明会を欠席してしまいました。

 

今日が失業保険の説明会だったのですが、

スケジュール管理をミスしてしまい、

違う日だと勘違いしていました。

 

ハローワークに電話をしてみましたが、

少し遅かったようで誰も出てくれません。

 

雇用保険の説明会を欠席すると、

次回の失業認定は受けられないのでしょうか?

 

失業保険の認定が1回ダメになって、

もらい始める時期が1ヶ月遅れたり・・・

といった事態になるのではないかと、

かなり不安に感じています。

 

どうしたらいいのでしょうか?

 

A.あまり、心配する事態ではありません。

 

失業保険の説明会は必ず出席しなければなりません。

 

しかし、指定された日にどうしても都合がつかない場合、

変更してもらうことが可能です。

 

今回は事後になりますが、

別の日程を設定してもらい、

その日に出席すれば、大丈夫です。

 

明日、ハローワークが開いたらすぐに連絡をして、

新しい説明会の日程を決めてもらってください。

 

そちらに出席すれば、特にペナルティは起きません。

 

一方、出席すると極めてまずいことになるのが

【失業認定日】

です。

 

こちらは、私的な都合での日程変更は

一切認められません。

 

急病で日程変更になった場合でも、

診断書の提出を要求されるなど、

非常に厳しくなっています。

 

転職先の面接や資格試験の受験日など、

再就職に関連した用事であれば

変更がききますが、

それ以外の用事だとまず通りません。

 

病気や身内の不幸など、

一般的にはやむを得ない、とされる

事情であっても、

その証拠を提出しない限り

失業認定日の変更が認められません。

 

失業保険の受給説明会とは、

厳しさが段違いなのです。

 

説明会と同じように、

簡単に変更できると思っていると

大変なことになります。

 

ここだけは、注意する必要があるでしょう。