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■第101回 求職活動の裏技

失業保険の受給手続きをしても、

何もしなければ受給はできません。

 

原則、

「4週間に2回以上の求職活動」

が必要になります。

 

求職活動と認められる範囲は、

ハローワークによって

大きな差があるのが現状です。

 

ハローワークに出向いて

パソコンで求人情報を閲覧するだけでもOK

のところもありますが、

厳しいところだと

3回以上の応募・面接を要求してきます。

求人検索 求職活動 1回カウント
求人検索だけで求職活動1回カウントだとラッキー

「住んでいるところだけで

負担が変わるというのは、

不公平じゃないですか・・・?」

という疑問をもたれる方も多いと思います。

 

それもごもっともなのですが、

これは文句を言ってもどうにもなりません。

 

ただ、

求職活動の実績回数を増やす技

がありますので、今回はそれをご紹介します。

 

それは、

「応募→認定日→面接」

のスケジュールで動くことです。

 

認定日というのは

「4週間に1度ハローワークに出向いて

失業の認定を受ける日」

のことです。

 

この認定日をはさむと、

応募と面接を、

それぞれ求職活動1回

とカウントできます。

 

たとえば、8月15日が認定日の場合・・・

●8月5日に応募、8月10日に面接

だと、「求職活動1回」にしかなりません。

 

しかし、

●8月5日に応募、8月20日に面接

だと、「求職活動2回」になるのです。

 

認定日をはさみますので、

同じ月(正確には4週間)に2回

とカウントすることはできません。

 

しかし、これを繰り返すと

実質的な負担は半分にすることができます。

カウントの仕方で変わる不思議
カウントの仕方で変わる不思議

例えば、失業保険を

半年にわたってもらえる場合。

 

月2回の求職活動を要求されるなら、

まともにやると12回の応募が

必要になってきます。

 

しかし、応募と面接の間に

「失業認定日」をはさむ

今回ご紹介した方法だと、

6社への応募で

済むことになります。

 

この程度の知識でも、

かなりの負担減になることが

お分かりいただけると思います。

 

もちろん、

これをやってしまうと

「失業保険が切れた」のに、

「再就職先が決まっていない」

という事態になりますので、

何の考えもなしに

実践するのはお勧めできません。

 

あくまで、

「求職活動の負担を減らす」

ためのシミュレーションだと

理解してくださいね。


関連記事:

求職活動は何回すればいい?

求職活動って何すればいいの?


 

■ 編集後記

こういうことをやる人が増えると、

ハローワークの認定が

厳しくなるかも知れません。

 

昔は、

「掲示板の求職情報を見るだけで

求職活動1回」

と認められた時期がありました。

 

それをやる人間が増えすぎたせいで

求職活動として認められなくなった

という過去もあります。

 

この手の「制度のゆがみ」

から出てくるメリットは、

実行者が増えると

訂正される傾向が強いのです。

 

人に教えずにご自分だけでこっそり実践してください。

 

2.Q&A

Q.失業中で、失業保険受給中です。

私がお世話になっているハローワークだと、

1ヶ月で2回の求職活動を求められています。

 

しかし、

前職で心身ともに

疲れ果ててしまっているため、

しばらくは仕事をしたくありません。

 

求職活動をして、間違って

内定をもらってしまうのは避けたいです。

 

以前、失業生活していた友人に聞くと、

「求人誌を見て、適当に応募したことに

してハローワークに申請すればばれない」

とも言われました。

 

黙ってれば分からないよ・・・悪魔のささやき
黙ってれば分からないよ・・・悪魔のささやき

 

少し不安もありますが、

確かに、あれだけ大勢の失業保険受給者

がいれば、

一人一人の求職活動の状況を確認する

時間的余裕は絶対にないと思います。

 

こういった方法を使って、

失業保険を受給したら、

不正受給としてバレる可能性は

どのくらいでしょうか?

 

A.簡単にまとめると、

1.しばらくは再就職したくない

2.よって、内定はいらない

3.求職活動の架空申告が

バレる可能性はどの程度か

 

まず1.ですが、

これはご意向として

私が口を出す部分ではありません。

 

2.ですが、

内定がいらないのに、

転職活動しにいくのは

面接先の企業にも迷惑です。

 

だからといって、

応募・面接をデッチ挙げては

いけません。

 

そんなことをしなくても、

ハローワークが主催する

再就職セミナーなどに出席すれば、

求職活動1回とカウントされます。

 

このように、

企業への応募・面接以外の

求職活動をしていくのがお勧めです。

 


関連記事:

失業認定にウソを書いてもばれないのか


 

3.求職活動の架空申告が

バレる可能性はどの程度か

 

ですが、これははっきりいって低いです。

 

ですので、知り合いの方が

「架空申告してもどうせバレない」

と言うのも無理はありません。

 

その方は、うまくいったのでしょう。

 

しかし、

「応募者が本当に面接に来たかどうか」

の調査は、

ランダムに行われています。

 

もちろん、数が多いので

そこに該当してしまう可能性は低いのですが、

万が一、そこに該当した場合、

どのような結果になるかは明かです。

 

言い逃れのしようがない

失業保険の不正受給

ですから、

その代償は大きなものになります。

 

求職セミナーに出る程度のことで、

そのリスクが0になるのですから、

求職活動をデッチ挙げる、

というのは危険な選択である、

としか言いようがありません。

 

リスクとリターンが

全くつりあっておらず、

お勧めはできません。